ECSとは

実際に評価してみましょう

症例1 この患者さんのJCS、GCS、ECSはいくつになるでしょう?

60歳男性。タクシー運転手。
高速道路走行中に側壁に衝突したあとトラックに追突された。
意識障害、奇異製の呼吸あり救急搬送となる。
来院時、BP160/60、HR44、呼吸数20、瞳孔は左右3mで対光反射は正常。
自発開眼、発語なく、右麻痺を認めた。
痛み刺激で左上肢の肩関節は内旋し、ひじ関節は屈曲した。
診断)脳幹梗塞、右肺挫傷、血気胸、鎖骨骨折

症例2 この患者さんのJCS、GCS、ECSはいくつになるでしょう?

18歳男性。
軽乗用車を運転中に電柱に衝突し受傷。
救急搬送となる。
シートベルトは着用しておらず、エアバックは作動していた。
アルコール臭あり。
来院時 BP122/74、HR117、呼吸数25、「うるせー」「いてぇー」「帰らせろ!」と起き上がって暴れる状態。
麻痺はなく、開眼している。
前頭部に 10cmほどの挫創あり、骨、脳組織が露出、鼻出血が著しい状態であった。
診断)頭蓋骨開放骨折、顔面骨骨折、脳挫傷

症例3 この患者さんの救急隊到着時、病院到着時のECSは?

90歳男性。
自宅で意識がなく、倒れているのを家族が発見し救急要請した。
救急隊到着時は痛み刺激により開眼し、「うー」といううなり声を発した。
来院時血圧は190/110、HR60、呼吸数18、瞳孔は左2.0mm右2.0mmで左対光反射は消失していた。
来院時には呼びかけや痛み刺激に対しては開眼せず、左上肢は痛みに対し引っ込めるような動作をした。
右上下肢は反応なく、片麻痺であると思われた。
舌根が沈下し上気道の閉塞が認められたので直ちに気管挿管を行った。